ペンタのブログ

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QC35のノイキャン機能低下問題について

こんにちはペンタです。

少し前にBOSE製のヘッドホン、QC35のノイキャン機能が低下しているのではないかという記事を書かせていただきました。

 

penta-blue.hatenablog.com

 

先日BOSEのコミュニティーサイトを閲覧していたところ、QC35のノイキャン機能の低下問題についてBOSEが新しい回答をしていることを発見しました。

Google翻訳推奨)

community.bose.com

 

このレポートではまず、QC35のファームウェアをアップデートしたことによるノイキャンの質の低下を検証した結果が書かれていました。結果から言うと、アップデート前後でノイキャンの質に大きな変化はないということでした。条件としては限定的で、FW4.1.3からFW4.5.2へとアップデートした場合の検証結果です。

個人的には、初期FWからいきなり最終FWへとアップデートしてしまったので、初期FWとの比較を行って欲しかったなと思いました。僕が所有しているモデルはQC35の初期モデルなので、今回の検証では使用されませんでしたが、比較としては初期FWと比べた方が差が一番分かりやすいと思います。

ボーズのディスカッションでもその点が指摘されていましたが、この問題は再現性がとれないというところが厄介なので解決は難しいと思います。ひとつ考えられる問題として、バージョンのアップデートをアプリ上から行った場合に不具合が出ているという意見がありました。今回の実験では特定のバージョンでしか試されていません。初期FWからアプリを介してアップデートするとどうなるのか。ここまで調べないことには解決には至らないと思います。

今までいろんなアップデートを重ねている為か、比較的新しいFW同士を使って実験がなされているようですが、問題が起こっているのは初期FWや、3.~から始まるFWからアップデートしたものが多いという意見もありました。

ボーズの対応としては様々な実験をして、問題がないことを示すのと同時に誠意を見せることもできたと思います。その反面、問題が起きていると感じている人からすればどこか納得がいかない点もあります。

ボーズは期間限定で一時的にFWのダウングレードもできるようにしたそうですが、その範囲が限定的でQC35ⅡはFW4.3.6、QC35はFW2.5.5に戻せるというものでした。理由としてはセキュリティの問題と、破損のリスクがあるからです。とはいえ、ユーザーとしてはそこまでしてくれるのなら自分の好きなFWに変えられるようにして欲しいというのが本音だと思います。そうでなくとも、工場出荷時の状態に戻せるのが普通だと思っていたのですが違ったようですね。

個人的には、スマートフォンなどとは違って音楽を聴くための製品なので、セキュリティなどの問題に重きを置くのではなく、音質とか快適性を重視してFWの初期化くらいは許可というより実装して欲しかったです。そうすれば、ノイキャン機能低下を感じていた人は初期化して今回の実験が正しかったのか確認することができるからです。